冬桃ブログ

山崎洋子 (作家) HP「冬桃宮」https://fuyumomo.private.coocan.jp/

夏休みの自由研究かい。

 いよいよ6月に入り、もう必要最低限しか
外へは出なくなった。
 人ともめったに会わないし。
 頻繁に覗くのはメダカの鉢。
 布袋草を浮かべた鉢には30匹くらいのメダカがいる。
 夜店で買った三匹のメダカが増えたのだ。

 今年も産卵の時期が来た。
 布袋草の根には金色の小さな丸い卵が
毎日たくさんつく。
 それを指で取って白い容器に入れる。
 数日前から、凄まじい勢いで孵化が始まった。
 いま、稚魚が50匹くらいはいる。
 卵を取らずに放っておくと、孵化した稚魚は
親メダカに食べられてしまう。
 だから別の容器で、親にぱくりとやられない
大きさになるまで育てる。
 そんなにたくさん増やしてメダカ屋でも開くのか、
と言われそうだが、育っていく過程を見るのが好きなのだ。
 これまでは、まとめて数十匹ずつ貰ってくれる人が
幸運にも見つかったが、さて、今年はどうしよう。
 いいかげん、卵の採取をやめなければ。




 ベランダにはほかにも、育っていく子がいる。
 アゲハ蝶の青虫。
 もうすぐ蛹になるために山椒の木を降りるから
ただいまアクリルケースに隔離中。


 ああ、生物学者民族学者になればよかったなあ、と思う。
 全然違う分野だけど、どっちも飽きない。
 まあ、私のやってることは、学問じゃなくて
小学生の「夏休み自由研究」レベルなんだけど。