冬桃ブログ

山崎洋子 (作家) HP「冬桃宮」https://fuyumomo.private.coocan.jp/

幼虫その後

 イモムシ嫌いの方からは「またこんな写真!」
と目をそむけられるかもしれない。
 でも、もう一頭の幼虫がどうなったか、
気にしてくださってる方も、一人や二人は
おられるかもしれない。

 というわけで餓死の危機にさらされた幼虫№2のその後。

 私は最後の手段として、山椒の木に残された、
四、五枚の、いかにもまずそうな葉を摘んだ。
 ちょっと水に浸し、紙皿に置いた。
 そこへ幼虫№2をそっと移した。
 
 食べないだろうなあ、と思ったのだが
なんと、むさぼっている!



 いよいよ食べ物がなくなった。
 幼虫№2はそのまま動かない。
 夜になってからそうっと覗いてみると
紙皿の下にもぐっていた。



 一夜明けても同じ姿勢。
 ここでこのスタイルで蛹になることはありえない。

 さあ、どうしよう、このまま死んでしまうのかも
と、しつこく眺め続けていると……。
 
 動いた! わずかだけど動き、
背中が紙皿を持ち上げている!

 よっしゃ! と紙皿を取り除いた。

 幼虫№2はその後、何個もの丸い糞をした。



 軟便も出し、木板のほうへ移動していく。
 №2の頭のほうに見えるのは№1の蛹。



 そして見事、二頭とも、そっくり返った立派な蛹に!



 あとは羽化の瞬間を見逃さないことだが、
無理だろうねえ、おそらく明け方だから。