本日は二頭目。
今度こそ羽化の瞬間を、と待ち構えていたのに
ちょっと目を離した隙にサナギからチョウへ。

たったいま、空っぽになったばかりのサナギ。

この子はまだ、自分が飛べることを知らない。
さっきまで、動かぬ殻にこもっていた。
その前は、食草の上を這い回るだけの青虫だったのだから。
いつのまにか背中に生えていた翅を、
おそるおそる拡げては閉じて……。
一時間くらいもそんな調子。


そりゃ怖いよね。
目の前に拡がる青い世界は、
暖かい光の国なのか、冷たい水の底なのか
わかるはずもないのだから。
だけど誰だって、与えられた命はひとつ。
なにが起ころうと、生きるのは一度きり。
さあ、思い切って!
